伊藤成一氏は、日本のクライアントがより一層Virtuosのサービスを理解し、そして活用してもらうために弊社に合流いたしました。伊藤氏は現在アートおよび開発の両方のプロデューサーを務め、日本のクライアントとのキーパーソンとして働いています。
Virtuosでの仕事の内容を教えてください
クリエイティブとテクニカルの両面において、私たちの日本のクライアントがその目標を達成できるようにお手伝いしています。クライアントのアーティスティックな面とテクニカルな要求の両方を理解し、それを現場において確実に守り成果物として納品することが私の仕事です。
これまでの経歴を教えてください
学生の頃からのアルバイトを含めると15年以上ゲーム業界で働いています。プログラマとプロデューサー両方の経験があり、前職ではグラフィックプログラマとして働いていました。この経験は現在、クライアントが要求する仕様をただ単に制約として受け取るのではなく、実際のゲームの仕様として理解することに役立っています。
プロジェクトはどのようにスタートするのでしょうか
まずはキックオフミーティングを行います。実際のお打ち合せもしくはWebを利用したミーティングを行います。そこで実際に制作するアセットやゲームについて話し合います。ミーティングには少なくとも2名の日本人が参加し、日本の代理店であるカイオスの記野直子氏がビジネス面について、私がアート面とテクニカル面についてお答します。
実際の制作プロセスを教えてください
Virtuosはこれまで多くの国の多くのクライアントと仕事をしてきました。その経験を生かし、現在では強固な開発プロセスを持っています。最初のミーティングの後、私たちはクライアントと共同してプロジェクトの概要ドキュメントを作成します。これにはアートとテクニカルの両面における要求事項が含まれ、これから作成するアセットに必要な情報を集約します。
次に実際の作業にかかる工数を見積もり、見積り書を作成します。見積もり書がクライアントに承認されたのちに、作業は開始されます。私たちはまず初めに、いくつかのアセットに集中し、クライアントのフィードバックをもらい、修正を行い完成させる、ということにフォーカスします。そして必要があればプロジェクトの概要ドキュメントを修正します。これはその後の納品の効率をあげるのに最も適したやり方であることを学びました。
プロジェクトを通じて私と記野は常にクライアントとコミュニケーションを取っていきますので、いつでも(日本語で)ご連絡していただくことができます。
Virtuosでの仕事で興味深いのはどんなところですか
たくさんのプロジェクトが同時に動いていることです。欧米のビッグタイトルプロジェクトの中には私の大好きなシリーズも含まれています。我々の大きなチームと効率的なメソッドのよる開発のスピードにも驚かされています。
そして多くの国から集まった人々と仕事を共にするのは楽しいことですね。自分の席の近くには中国のスタッフに加えて、ロシア、オーストリアからきたスタッフが働いています。
どんなゲームをプレイしますか
自分が映画好きなので影響があるかもしれませんが、最近では「キルゾーン2」と「アンチャーテッド2」に特に感動しました。しかし自分の原体験はやはりファミコンとその後パソコンで遊んだテキストアドベンチャーや「ウィザードリィ」だと思います。当時はグラフィックは貧弱でしたが、その分自分の想像力を掻き立てる遊び方ができました。今日でもそういう遊び方ができるゲームを求めています。
中国で暮らしていて好きな部分はどこですか
やはり全てにおいて「お値打ち価格」ということでしょう。タクシーやレストランなど含め、あらゆる物がこちらではリーズナブルで、かつクオリティも決して低くないです。これまで東京に住んでいましたが、今ではなんとなく生活が自由になったように感じますね(笑)
